魔女おばさん

不思議な存在感の役柄だけれど、原作の主人公であることをあまり深く考える必要はないのかもしれない。いわゆる狂言回しというやつで、物語を整理して進行させるための解説役にすぎないのだ。つまり、芳山和子であるよりは製作者側の都合を反映する存在と考えたほうがよい。

それにしても「ええーっ、そんな風に思ってたの」「まあね〜え」のやりとりは秀逸。真琴視点の幼稚な息苦しさを綺麗に掬い上げている。

あと、あの博物館で座っている変な椅子が激しく気になる。

9/25追記:

おジャ魔女どれみの同監督のエピソードに出てくる「魔女をやめた魔女」につながるという話もあるようだ。時かけの世界観に「魔女」の入り込む余地はないので、それも一理ある。というか、大林版時かけおジャ魔女どれみなどのいろんな過去が集約されたキャラなのだろう。そんな感じで「いわくありげ」ではあるけれど、「芳山和子であるよりは製作者側の都合を反映する存在」という私の結論には変わりなし。