高瀬君のこと

劇中ではさっぱり救いがないのだけれど、なんかいろいろ反撃してるみたいだし、彼は彼なりに活き活きしてるからいいんじゃないのかなあ。すべてが説明されてあるべき姿に収まる、というような話が好きなら水戸黄門でも見ていればいいわけだし。

時かけは青春映画であり「宙ぶらりんを生きるのが人生だ」(宮台ですな)ということを理解するのが青春の課題であってみれば、高瀬君の救われなさもまた時かけの重要な要素なのだろう。